カテゴリ:工房( 101 )

【工房】
この季節になると工房の裏山からドングリと落ち葉が雨のように降ってきます。
風が吹くたびにバラバラバラと音がしてドングリが工房の屋根にあたります。
工房裏の通路。
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うんていを3台作っています。
はしごの丸棒は直径28mm。
丸ホゾを作って側板にあけた穴に叩き込み、クサビをいれて固定します。
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クサビは入るだけ叩き込んで、余った分は削り落して平らにします。
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よく切れるカンナで削るとこんな切りくずが出てきます。
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効率アップ、作業のスピードアップを追及すると、なるべく手道具を使わずに機械作業だけで仕上げようと工夫するものですが、手道具もうまく使いこなせば素早く、きれいに仕上げることができます。
by kotmk | 2008-10-05 08:21 | 工房 | Comments(0)

うんてい6台

うんてい6台を同時に制作しています。
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今回はデジカメを忘れて携帯のカメラで撮ったので画質が粗いみたいです。
丸棒を入れると150点以上のパーツ数になります。
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丸棒以外のパーツにはカンナをかけます。
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この季節のカンナがけはこれでもかというほど汗をかく作業です。。。
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お待たせしているお客様、申し訳ありません、もう少しお時間をいただきます。
by kotmk | 2008-08-18 07:29 | 工房 | Comments(0)

北海道2

北洋木材工業の椿原さんに案内していただいて、網走市で製材・木材加工をしている葛西木材工業さんの工場を見学させてもらいました。

葛西社長と。
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おじゃました時は天都山の砂防工事に使う土留め用の木材を製材していました。
エコロジーに配慮ということで、工事現場から伐採されて運ばれてきた木を製材して現場に持ち帰り、工事に使用するということでした。
究極の「地産地消(地元で採れた産物を地元で消費すること)」です。
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台車に木材を固定して右端の巨大なバンドソーでスライスしていきます。

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この時は他にも床材に加工される楢材を板にしていました。

道東の林業、木材加工業について葛西社長からお話をうかがいました。
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折しも中国産のウナギを国産と偽装して売っていたという事件が話題になっていたので、木材の産地認証についてうかがいました。
現在のところ、制度や認証団体についてまだ整備されていないという様子でしたが、いずれ、数年のうちには木材やその加工品についても食品と同じように産地や流通について認証を受けるようになるのではと思います。
アートファニチャーギャラリーでは国産材、特に北海道産の樺材を使用して家具を作っているので、より安心してお客様に使っていただけるような認証制度が普及することを願っています。

製材の伝票を見せていただきました。
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伝票には「本品は合法木材です。 合法木材供給事業者認定 道木連」とあります。
これは国有林などから盗伐した木材ではないということだそうです。

工場や木材の在庫状況を見学させていただいた翌日は知床岬や野付半島を観光してきました。
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天気はあまり良くなかったのですが、知床横断道路で峠を越える際に国後島を見ることができました。
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野付半島では海水の影響で立ち枯れた木々の荒涼とした風景に、おもわず表情も硬くなってしまいました。
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温暖化が進んで海面が上昇したら世界中のあちこちでこんな風景が見られるようになるのでしょうか?
by kotmk | 2008-08-08 06:52 | 工房 | Comments(0)

北海道

アートファニチャーギャラリーで使っている樺材がどんなところから送られてくるのか。
いつもは北洋木材工業さんの静岡にある支社から送ってもらっているのですが、今回は北海道・北見市にある本社におじゃまして見学させてもらいました。
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お忙しい中、案内をしてくださった椿原さん。
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以前静岡で見せてもらった倉庫、材木置場の数十倍という規模で、以前訪れたイタリア・ポルデノーネの材木工場に匹敵する広さでした。
この時は道産のナラやタモがたくさん積み上げてありました。
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これはカバの角材。
先月製材して積み上げたものだそうです。
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こちらはカバの27mm厚材。通称九分板。
アートファニチャーギャラリーで一番たくさん仕入れているものです。
今年の一月に積み上げたものだそうです。
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割れが生じないように注意しながら1年ほど自然乾燥させてから人工乾燥機にかけて、さらに倉庫に積み上げておきます。
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関田社長と。
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月に何百立米も取り扱っている北洋木材工業さんですが、アートファニチャーギャラリーのような零細工房にも親切にしてくださって有難かったです。
ですが、北海道の経済の沈滞ぶりには心を痛めておられました。
毎週のように中堅どころの工務店やゼネコンの倒産のニュースが流れるとか。
私がレンタカーを運転している間にもラジオのニュースで地元工務店の倒産が報じられていました。

続く。
by kotmk | 2008-07-27 18:32 | 工房 | Comments(0)

勉強ねこ椅子

【工房】
今までにこねこ椅子やテーブル、うんていなどを作らせていただいている「たてのり」様のご注文で勉強机用のねこ椅子を制作しています。
これは9kgの重さがかかると車輪がバネで引っ込んで移動しなくなるというキャスターです。
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普通のキャスター付きの椅子だとお子さんが遊んでしまうとのことで、使用してみることにしました。
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まだ仮組の段階ですが、ボルト4本を使って座面の高さを変えられるようにします。
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また、足元には取り外しができるフットレストをつけます。
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これらの仕様はすべて「たてのり」様のご要望です。
小さいお子さんを持つお母様の愛情とアイデアに、作り手として刺激を受けます。
これからオイルワックス塗装をします。
半年以上お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
良い仕上がりになるよう頑張ります。
by kotmk | 2008-07-08 08:33 | 工房 | Comments(0)

大ネコ椅子の修理

【工房】
T様から大ネコ椅子の修理を依頼されました。
6年前、出産のお祝いにもらったものだそうです。
背板を留めていたネジがゆるんではずれてしまいました。
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ネコの目玉―ローズウッドの木栓をボール盤できれいにとりのぞきます。
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少し長めのネジで固定しなおして新しい木栓で穴を埋めます。
飛び出したところをきれいに削り落します。
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全体をクリーニングしてオイルを塗りなおし、乾燥させてからワックスで仕上げます。
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この程度の修理でしたら無償でうけたまわります。
送料だけご負担ください。

ところで、最近うんていについてのお問い合わせ、ご注文が増えていますので、このブログの中に【うんてい・遊具】というカテゴリーを新しく作りました。
今までに作らせていただいたうんていについての情報はそちらにまとめてありますので、ご関心のある方はごらんください。
by kotmk | 2008-06-11 08:04 | 工房 | Comments(0)

最近の仕事・海外出張

5月6日から30日まで、フランス、スペイン、ドイツに行ってきます。
メールのお返事などが遅くなるかもしれません。
よろしくお願いします。

というわけで最近バタバタしていて新しい作品のアップができませんでした。
まとめてご紹介しておきます。
帰国後に整理しようと思いますのでご参考までにご覧ください。

登り棒なしタイプのうんていです。
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こちらは登り棒あり。
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最後の在庫のこねこいす。
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ファクス台として使うキャスター付きのチェスト。
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木製のキャスターを使用しています。
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引き出しの横はアリ組です。
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取っ手は小さめの金物。
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ガラス引き戸の食器棚
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アンティック風のガラスを使っています。
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タナ板は可動式です。
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それでは行ってきます!
by kotmk | 2008-05-05 10:58 | 工房 | Comments(0)

保育園のミニキッチン、テーブル

以前テーブルを納めさせていただいた足利市の小俣幼児生活団にご注文をいただいて、ミニキッチンと一体型のテーブルを制作しています。
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ステンレスシンクの上に可動棚がつきます。
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棚板には滑り落ち止めの桟がついています。
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本来キッチンの背に2200mmのテーブル天板が連結されます。
アートファニチャーギャラリーの工房では大きすぎて写真が撮れません・・・。
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by kotmk | 2008-04-01 07:19 | 工房 | Comments(0)

IKEAさんの家具

新居の家具を注文していただいたお客様に、もしついでにできたら・・・と、IKEAで購入された食器棚の運搬、組み立てを依頼されました。
IKEAといえばアートファニチャーギャラリーの工房からもそう遠くない第三京浜港北インター前に巨大な店舗をかまえるインテリアショップです。
スウェーデン生まれのしゃれたデザイン、規模の大きさ、そして私たちプロからみてもリーズナブルな価格は本当に家具屋にとって脅威です。

が、お客様の頼みでもあり、こうした組立家具の勉強にもなるかと思い、今回は引き受けてみました。
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事前に発注してあったパーツがそろったというので、バンでひきとりに行ってきました。
IKEAでは徹底的なコストダウンをはかるため、配送料は別途有料になります。
持ち帰り用の紙袋も有料です。
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壁付の食器棚ですとかなりのパーツの量になります。
また、パネルや天板、巾木など、一部のパーツはカットが必要になります。
工房の大きな機械を使った方がきれいに加工できるので、いったん工房へ運びこみました。
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店頭のパソコンで設計された図面から必要な部材がピックアップされていますが、梱包には品番しか書かれていないため、まずどれが何のパーツなのかを判別するのが大変でした。
これだけの量があると梱包材も半端ではなく、また、順序よく開梱していかないと場所が無くなってしまったり品物に傷が付く原因になります。
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マニュアルのほとんどが絵による説明で言葉がありません。
世界中で同じ商品を売っているからでしょうか。
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部材の判別、段取りさえできれば機械生産された製品の精度はまずまずなので淡々と組み上げていきます。
今回は大小5個の箱にガラス扉が3枚、木の扉が2枚、引出が大小4ハイという構成でした。
すべてのパーツは分解されて平たい梱包になっていますので、引き出しの箱もマニュアルをみながら組み立てて、別途選択された表板を組みつけていきます。
扉や引き出しの取手は売り場で自分の好みのものを選んで買ってきます。
ですから取り付ける位置も自分で決めて取り付け用の穴もドリルで開けなければなりません。
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おおまかに組み上げたパーツを現場に持ち込み、壁の芯にサスペンションレールをとりつけ、付属の金具を使って家具を固定していきます。
あとは工房で加工してきたパネルや天板をとりつけ、扉や引き出しをとりつけて調整すれば出来上がり。
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IKEAが開店する午前10時にパーツの引き取りに行き、組み立て、現場搬入、大まかな据え付けまでアシスタントと二人がかりで夜10時ころまでかかり、翌日は私一人で半日くらいの作業でした。
一般の方にはこの作業はちょっと大変かもしれません。
by kotmk | 2008-03-12 09:05 | 工房 | Comments(0)

子供スツール修理

大磯のM保育園から荷物が届き、あけてみると・・・。
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みごとにボッキリと足が折れたスツールが2脚。
こねこ椅子やスツールで、使用しているうちに足がゆるんだり抜けたりして修理をすることはあったのですが、こんな風に折れたということはほとんどありませんでした。
でも大丈夫です。
まず折れた脚の残りをのこぎりで切り落として座面の裏をきれいにします。
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足の角度、12度にあわせた台です。
これに固定してボール盤を使ってもう一度ほぞ穴をあけます。
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ほぞ穴にのりをつけてスペアパーツの足をたたきこみます。
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新しい足に何回かオイルを塗り重ねれば修理完了。
飛行機君とレモンちゃん、もう少し待っていてください。
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by kotmk | 2008-02-22 08:01 | 工房 | Comments(0)