カテゴリ:工房( 106 )

チェロ

工房で作業の合間にチェロの練習をします。
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野菜にモーツアルトを聞かせると良く育つと言いますが、家具にビバルディを聴かせたらどうなるのでしょう。
イメージ的には仕上げ用のオイルが早く乾くような気がします。なんとなく。
イタリアの乾いた空気とスカッとした日差し。
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仕上げ用のオイルは紫外線を当てると早く乾燥するそうです。
バイオリンなどの小物を作っている方の中には内側にアルミホイルを張った箱の中にブラックライトを仕込んで乾燥用の「室」を作る方もあるようです。

しかしこの方法では紫外線に脱色の作用があるので仕上がりの色をコントロールするのが難しそうです。
また、「仕上げ用のオイルが乾く」ということは「オイルの酸化が促進される」ということであり、行き過ぎると塗膜が劣化してしまいそうです。

しかしせまい工房では乾燥時間を短くするため、天気の良い日には作品を軒下に出して酸素と日の光をあて、天気の悪い日には・・・音楽を聴かせます。
by kotmk | 2005-11-05 14:35 | 工房 | Comments(0)

クッキー?ビスケット

作業台の上のオーブンレンジで焼きあがったのはクッキー・・ではなくラメロジョインター用のビスケット(ラメロチップ)です。

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これはブナ材の薄板をプレスして作ったもので、板と板を糊付けするときに、専用の機械(ラメログルーバー)で作った溝に差し込んで位置合わせをすると同時に糊の水分を吸ってチップが膨らむことによって丈夫に接着できるというすぐれものです。

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で、なんでオーブンレンジで焼くのかというと、ここの工房は裏が山で湿気が強く、ストックしておいたラメロチップが空気中の水分を吸って膨らんでしまったからです。

低温で10〜15分ほど焼くとちょうど食べごろです・・・。
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by kotmk | 2005-10-25 22:12 | 工房 | Comments(0)

オイル塗装

今、工房には塗装仕上げ中の家具が並べてあります。

天然の植物油をベースにしている塗料は一度塗ると24時間乾燥させなければならないので、塗り重ねには時間がかかります。

ベンチやテーブルの足などはうまく積み上げて乾燥させることもできますが、天板や座板などは平で置いておかなければならないので場所をとります。
しかも一日に1回塗って翌日まで乾燥。

でも数回から10回ほど塗り重ねていくときれいなツヤが出てきます。
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by kotmk | 2005-09-21 12:05 | 工房 | Comments(0)

こねこ椅子

こねこ椅子の裏面に名前と日付を入れる。
他にも生年月日や生まれたときの体重を彫り込む依頼を受けることもあります。

プライバシー保護のため画像の一部にぼかしを入れています。e0072513_1422513.jpg
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by kotmk | 2005-09-13 14:22 | 工房 | Comments(0)

ロマンティックな家具

テーブルの足になります。
外国人の御夫婦のオーダーなのですが、僕のデザインは「マッチョな感じ」なのでもっとロマンティックにしてくれと言われ、なけなしのロマンティックを表現してみました。

BGMはブルックナーのロマンティック。うそ。e0072513_12594814.jpg
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by kotmk | 2005-09-09 12:56 | 工房 | Comments(0)

アリ組

今度の注文は18ハイ(引き出しは1パイ2ハイ・・と数えます。)の引き出しがあるチェスト。

引き出しの箱をアリで組もうと思いたち、18ハイの4角だから72ヶ所のアリ組みを加工する。

飲まず食わずで1週間徹夜・・・というのはウソで、ポータケーブル社のダブテイルマシン(3枚目の写真)を使い2日半ほどでやり終える。

ダブテイルというのは鳩の尻尾のことで、形状が似ているからそう呼ばれている。
日本ではアリ(蟻)と呼ばれている。
これも形状が蟻の腰に似ているからという。
が、これが蟻に見えるだろうか?

夜空の星を見て星座を思いついた人並みの想像力。
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by kotmk | 2005-08-27 14:27 | 工房 | Comments(0)