6引き出しのチェスト

作業中です。
本体を組み上げて一度オイルを塗ったところ。
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これから一日に一度、オイルを塗り重ねながら細かい部分を仕上げていきます。

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引き出しの箱は桐材で作っています。
とてもやわらかい材なので、コツンと何かにぶつけたりうっかり落としたりすると大ダメージをうけます。
しかしへこんだだけの傷ならば水で濡らしたあて布をあててアイロンをかけると復元します。
# by kotmk | 2005-12-08 12:21 | 工房 | Comments(0)

イタリア ポルデノーネ編

10月に訪れたイタリア、ポルデノーネでは製材工場も見学することができました。
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この工場はおもに建築用材料を加工しているところらしく、ほぼ100%針葉樹を扱っていました。
工場の一角でなにか加工作業をしていました。
だいたい機械を使って加工するのですが、最後は手作業で仕上げる様子。
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案内をしてくれたマケランジェロによれば伝統的な建築の屋根に使う部材だそうです。
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# by kotmk | 2005-12-06 12:18 | 海外レポート | Comments(0)

次の作品

すでに取り掛かっています。
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チェストの天板をはぎ合わせているところです。
締め付けるのに使っているのは手製のクランプです。
その昔、新小岩でMさんと一緒にアーティチョークアーツアンドクラフツという工房を立ち上げたときに一緒に作りました。
とても使いやすくて性能の良いクランプです。

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各部材の材料取りと寸法出し、ホゾとホゾ穴加工が済んで、これからミゾ取り、ハメ板の切りかき、各パーツの取り付け位置をけがいてから帯鋸盤を使ってシェイプしてベルトサンダーなどを使ってきれいに仕上げていきます。

一方天板は鉋をかけて仕上げて(サンダーで仕上げるのとは木目の出方が違ってきます)ほかの部材より多い回数のオイル仕上げを施します。
# by kotmk | 2005-12-01 21:16 | 工房 | Comments(0)

棚付きテーブル

組み上げる前にパーツの状態で塗装作業をしています。
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棚の部分にはノートパソコンを収納したいということで高さ7cmのスペースを作りました。

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雑誌や新聞などをおいても良いかもしれません。

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W1250×D900×710 164,400円
棚付き、天板は34mm板を使用、仕上がり約28mm
# by kotmk | 2005-11-28 22:44 | テーブル・机 | Comments(0)

鋳物尺

鋳物尺(いものじゃく)という物差しがあります。
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アートファニチャーギャラリーでは家具用の金物をオリジナルで作るときにアルミニウムなどの鋳物を使うことがあります。
まず木を使って原型を作り、それを鋳物屋さんに持っていき、砂型鋳造という方法で鋳物にしてもらいます。

簡単に言うと木型を砂に埋め込んで型どりして、できた空間に溶けた金属を流し込んで鋳物を作るという方法です。

さて、その木型を作るときに使うのがこの「鋳物尺」です。
熱して溶けた金属は冷めて固まるときに収縮します。
その分をあらかじめ大きく作っておくために普通の物差しより1%とか1.5%大きい目盛りのついた物差しがあるのです。

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金属の種類によって融点が違い、収縮率も違うので使い分けたりします。

木はこのような鋳物と違って溶かして固めることも、自由自在に曲げることも難しい素材です。
ですから木で作る家具などはいきおい直線的な構成になり、木の特性を生かしたデザインのものになります。
また、だからこそ成型合板や曲げ木による優れたデザインの家具はいっそう興味深く見えてきます。

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# by kotmk | 2005-11-26 13:17 | 工房 | Comments(0)

スクレーパー

10月にイタリア、ポルデノーネのHorm社を訪れたとき、ちょうど職人が伊東豊雄氏のデザインによる「Ripples Bench」をスクレーパーで削っていました。
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彼が使っていたのがスクレーパーという道具ですが、欧米ではとてもポピュラーな道具でよく使われているのに日本の木工職人にはあまりなじみが無いように思われます。
いろいろな用途にあわせてサイズや形状の違うものがあります。
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要するに鋼の板切れなんですが、縁の部分をやはり鋼の棒などに押しつけてエッジがめくれあがったところを極微な刃物として利用して、木の表面をこそぐように削るのです。
エッジをうまく立てるための専用の道具もあります。
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ペーパーをかけるよりは切削量が多く、逆目もたちにくい。
削った形もダレにくいので便利です。

なぜ日本ではあまり使われないのでしょうか?
日本には洗練された鉋の文化があるのでスクレーパーのような「こそぎ落とす」作業が好まれなかったのかも知れません。

# by kotmk | 2005-11-24 14:54 | 海外レポート | Comments(0)