IKEAさんの家具

新居の家具を注文していただいたお客様に、もしついでにできたら・・・と、IKEAで購入された食器棚の運搬、組み立てを依頼されました。
IKEAといえばアートファニチャーギャラリーの工房からもそう遠くない第三京浜港北インター前に巨大な店舗をかまえるインテリアショップです。
スウェーデン生まれのしゃれたデザイン、規模の大きさ、そして私たちプロからみてもリーズナブルな価格は本当に家具屋にとって脅威です。

が、お客様の頼みでもあり、こうした組立家具の勉強にもなるかと思い、今回は引き受けてみました。
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事前に発注してあったパーツがそろったというので、バンでひきとりに行ってきました。
IKEAでは徹底的なコストダウンをはかるため、配送料は別途有料になります。
持ち帰り用の紙袋も有料です。
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壁付の食器棚ですとかなりのパーツの量になります。
また、パネルや天板、巾木など、一部のパーツはカットが必要になります。
工房の大きな機械を使った方がきれいに加工できるので、いったん工房へ運びこみました。
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店頭のパソコンで設計された図面から必要な部材がピックアップされていますが、梱包には品番しか書かれていないため、まずどれが何のパーツなのかを判別するのが大変でした。
これだけの量があると梱包材も半端ではなく、また、順序よく開梱していかないと場所が無くなってしまったり品物に傷が付く原因になります。
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マニュアルのほとんどが絵による説明で言葉がありません。
世界中で同じ商品を売っているからでしょうか。
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部材の判別、段取りさえできれば機械生産された製品の精度はまずまずなので淡々と組み上げていきます。
今回は大小5個の箱にガラス扉が3枚、木の扉が2枚、引出が大小4ハイという構成でした。
すべてのパーツは分解されて平たい梱包になっていますので、引き出しの箱もマニュアルをみながら組み立てて、別途選択された表板を組みつけていきます。
扉や引き出しの取手は売り場で自分の好みのものを選んで買ってきます。
ですから取り付ける位置も自分で決めて取り付け用の穴もドリルで開けなければなりません。
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おおまかに組み上げたパーツを現場に持ち込み、壁の芯にサスペンションレールをとりつけ、付属の金具を使って家具を固定していきます。
あとは工房で加工してきたパネルや天板をとりつけ、扉や引き出しをとりつけて調整すれば出来上がり。
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IKEAが開店する午前10時にパーツの引き取りに行き、組み立て、現場搬入、大まかな据え付けまでアシスタントと二人がかりで夜10時ころまでかかり、翌日は私一人で半日くらいの作業でした。
一般の方にはこの作業はちょっと大変かもしれません。
by kotmk | 2008-03-12 09:05 | 工房 | Comments(0)
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