先日叔父の三木多聞から一冊の本が送られてきた。
それは美術評論家である叔父がまとめた祖父三木宗策の作品集だった。
1945年に亡くなった祖父については子供のころから断片的にいろいろと話に聞かされたことはあったが、こうしてまとまった形で作品を見たり、年譜や遺された日記などから人となりをうかがい知るというのはこの歳になって初めての経験だった。
明治24年(1891)に福島県郡山市にうまれ、16歳のときに上京して彫刻家山本瑞雲氏に弟子入りする。
25歳の大正5年に文展に初入選、34歳のときに帝展で特選を受賞する。
最後の写真は赤坂にある山王日枝神社の狛犬である。
作品集はうちの家宝にせねば。