鋳物尺

鋳物尺(いものじゃく)という物差しがあります。
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アートファニチャーギャラリーでは家具用の金物をオリジナルで作るときにアルミニウムなどの鋳物を使うことがあります。
まず木を使って原型を作り、それを鋳物屋さんに持っていき、砂型鋳造という方法で鋳物にしてもらいます。

簡単に言うと木型を砂に埋め込んで型どりして、できた空間に溶けた金属を流し込んで鋳物を作るという方法です。

さて、その木型を作るときに使うのがこの「鋳物尺」です。
熱して溶けた金属は冷めて固まるときに収縮します。
その分をあらかじめ大きく作っておくために普通の物差しより1%とか1.5%大きい目盛りのついた物差しがあるのです。

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金属の種類によって融点が違い、収縮率も違うので使い分けたりします。

木はこのような鋳物と違って溶かして固めることも、自由自在に曲げることも難しい素材です。
ですから木で作る家具などはいきおい直線的な構成になり、木の特性を生かしたデザインのものになります。
また、だからこそ成型合板や曲げ木による優れたデザインの家具はいっそう興味深く見えてきます。

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by kotmk | 2005-11-26 13:17 | 工房 | Comments(0)
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